■ 我が家の薪ストーブ事情(篠原 幸治さん)

小さい頃から火が好きだから、炎が見えるのが薪ストーブの一番の魅力。
自分は、職業柄雑木が手に入りやすく、暖房代が安く済んでいるけれど、薪作りや管理が意外と大変。結婚して家を建てた20代の頃には暖炉や薪ストーブをたまにテレビなどで見かける程度で現実的ではなかった。予算的にもそうだし、なんだか面倒くさそうと思っていた。

自分で仕事をする様になって、ストーブハウスの前を通る度に「ストーブ屋があるな」って頭の片隅に記憶している程度で時は過ぎ…ある日、何気なく立ち寄る気になったのが2008年のゴールデンウィーク。ストーブのセールをしていて、立ち寄った勢いで見積もりを出してもらったら現実味を帯びた。現実味が出てきたら、一刻も早く薪ストーブを入れたいと強く思うようになり(何でも思い立ったら直ぐにやらないと気が済まない性分)、家族の反対を押し切り、ヨツールのF500の設置。

反対していた奥さんも今では、「ファンヒーターはもう使えない」「暖かさが全然違う」と褒めてくれているし、何より4匹のワンコが中心の我が家では留守の時に犬が寒い思いをしなくて済む。4匹の内、3匹のワンコ達は薪ストーブの前に居座っている。残りの1匹は、薪ストーブと炉壁の隙間が居場所になっている。熱ければ出てくるだろう…と思いながらも、もしかしたら今回こそは出てこれなくなっているのでは?と心配になり、引きずり出して、奥さんはほぼ毎日「あちっち検査」を実行してくれている。結局のところ、ほとんど家に居ない自分よりも、薪ストーブの着火はもちろん、火の管理も上手かったりするし、何だかんだ気に入ってくれていると思う。

今年薪ストーブを入れ替えた。F500は万人向きで使い勝手が良く、気に入ってはいたけれど、バーモントキャスティングのデザインに魅了されて3年位前から考えていて、やっとこの度家族の許可が下りた。本格的にはまだ焚いていないけどデファイアント良い!!左右の羽(=ウォーミングシェルフ)も今までなかったから活用するのが楽しみだし、上部の蓋から薪を入れれるのも魅力。この冬が待ち遠しい。

薪ストーブを入れてから丸7年が経った今、小さな願望がある。(多分猛烈に反対されるから現実的ではないけれど…)折角広い炉台があるのだから、小さい薪ストーブをデファイアントの隣に設置して、どこかのショールームみたいに2台の煙突を上部で1本に連結して、少しだけ寒い時には小さいそっちを使うみたいな。ダメだよな…(笑)

スタッフからのコメント

お店にいらっしゃった時は物静かな雰囲気の篠原さんですが、入替の為に炉台と炉壁をご自身でやり直したり、わからない事はどんどん質問したりと、ストーブの事になると口数が増える姿を見て、こちらも何だか幸せになります。ストーブ料理にも挑戦してください!
(遠藤)